フィギュアの価格

『原型師』

フィギュアというもの基本的に高価な商品がほとんどである。個人の趣味として制作するとして、時間が無限にある状態としておけば、安価な値段で作れることだろう。しかし、大量生産ともなれば時間と費用に限りがある。そのため、現在では中国などで大量に生産することで費用の軽減を目指しているのはどこの業界でも同じことだ。だがその前に必ず『原型師』と呼ばれる職人がフィギュアのデザインを考えてから、生産・塗装という過程をこなしていく。当然だが、『原型師』と呼ばれる職人達には早さとセンスが求められるのは言わずもがな、自分が作りたいと思うものを如何にすばやくデザイン・構築できるかによっても仕事は大きく変わってくる。フィギュアの命とも言える顔のデザインがゆがんでいる、キャラクターと似ていないといわれるだけで商品に多大な苦言や批判の嵐にあうのは避けられない。こういった業界のコレクターやファンは特にそういった点を重視している傾向の人間は多く、厳選して自分が描いていたキャラクターとのギャップがないかどうかで購入を決めている。

筆者は、数年前まで玩具関連についてはまったくと言っていいほど興味・関心がなかった。あるきっかけを境に、その魅力に捉われたがそれでもやはり購入の基準となるのは顔と全体的な塗装に集中してくる。如何に有名な原型師が制作しているとしても、必ずそのクオリティが大量生産の商品に反映されるとは限らないのだ。商品によっては塗装のハゲ方が著しいものも多く、顔の造型が微妙に違ってくると言うこともこの世界ではよくある話だ。

アキバの名所

私ども東海エステート販売は、昭和56年の創業以来人々のより豊かな暮らしの創造を目指し地域に密着した活動を展開してまいりました。習志野の不動産お客様一人ひとりを大切に。仕事のひとつひとつを丁寧にこれからもお客様の力になれるよう努力してまいります!

『オタク』

話が脱線したが、ここで軌道を戻そう。いかに人件費を浮かせるために中国などの人件費の安い国で大量に生産しているとしても造型に手の込んでいる商品ともなれば100体も作ればかなりの予算をつぎ込まなければならない。原型師の維持とプライドと夢が籠められているといえば華のある話になるだろうが、それではこの世界のプロとしては食べていけないのは明白。企業も如何に利益を上げるかで動いているため、自然と生産数は数が限られてしまう。掛かった費用の分だけ、フィギュアの単価が上がるのもまた必然。

元々日常で何か役に立つための者としての昨日はほとんどない、完全に趣味として買うために製作されている商品ということが前提のために、こういった商品には安くても最低3千円からのものもあれば、高価なものになれば10万円以上するものもざらではない。

高すぎだろうと思った方はそれでいい、しかしコレクターからすればそれくらいで買えるのなら購入したいという強者が多い世界だ、またそれを承知して買っている消費者がほとんどのため、こうした世界に縁のない方々にとっては理解しがたい世界であると言って良いだろう。それに理解を求めようとは思わない、そして出来るならば知らない方がいいと断言できよう。もしも泥沼にはなるようなことになれば、貴方の財布の中は万年金欠病に苛まれる事間違いないからだ。

だが必ずはまらないとも断言できないともいえないのも事実、それもそのはずだ。誰しも小さい頃には、少年少女時代には誰しも人形遊びを経験していることだ。その延長線上としての未知なる領域に、魅了された人々がたどり着く聖地、それこそ『オタク』と呼ばれるようになる。

そうした方々は夢のための情熱は惜しみないものだ、平然と財布からお金を縛る紐を緩めて遠慮無しに札を出すことを躊躇わない。その賜物としてフィギュアもその一つである。

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『稀少品としての昇華』

値段が高ければ中々売れないと思うのは当然のことだろうが、フィギュアは例外中の例外だ。ではなぜこうもお世辞にも安いとはいえない商品が日夜売れ続けているのかということだ。理由として、『一度完売した商品はその後の再生産などありえない』ということだ。そのため、欲しいと思っている商品があったとしてもその場で買わずに、またの機会と先延ばしにしていると買えなくなってしまうのだ。大げさな話などではなく、これはほぼほぼ当たり前な話なのだ。オークションで手に入れればいい、そう考えている人は甘い。

そうした商品を転売しようとする人たちは商品自体の希少価値が上がっていると言うことは商品出展の際に把握しているのだ、だからこそ値段が吊り上げて売ろうと言う魂胆が見えて仕方ないのはしょうがない。その額は、安くても定価と変わらない、もしくはそれ以上に設定されているものだ。よほど欲しいと言え、また財力に余裕のある人ならお金を惜しむことなく手に入れようとするだろうが、そういう人は中々いない。それもそのはず、本来なら1万円で買える商品を例えば3倍以上に値段設定されているものを買ってうれしいかと言えば複雑なところだ。何よりこうした値段設定の条件としては、フィギュア本体を箱から出していない『未開封品』ということが最重要な点なのだ。

『開封品』は一気に値段は下がる、箱から開けられているだけでフィギュアとしての価値が下がると考えている方々が大半だからだ、開けて何ぼのものとして考えているなら多少の支障はないだろうが、開封後にフィギュア本体に傷が付いているものならそれだけで価値も大幅に下がる。そうなった場合は大半が個人の所有物となる。現在オークションなどで販売しているフィギュアのほとんどが未開封となっているものだ、未開封品でなければ購入することはないと決めている人もいる。フィギュアの価格、ピンからキリまであると言えばそれまでだが、購入する方の意思はとても強固なもので、その意思は中世フランスを率いて戦った戦士・ジャンヌダルクを訪仏とさせるほどだ。